向日葵の咲かない夏
朝、庭に面したガラス戸を開けると、いつもより少し強めの爽やかな風が、室内に飛び込んできました。一瞬、夏であることを忘れてしまいそうな、気持のいい風でした。
そして、ガラス戸越しに見えるのは、一面のコスモス畑。でも、次の部屋から見えるのは、一面の向日葵の花~~ ただ、この花畑にコスモスと向日葵を半々に植えられたというだけのことなんですが、部屋によって見える花が違うなんて~~ 何て贅沢なんでしょう。
涼しい風に吹かれながら…… 花たちの揺れるさまを見ながら…… 今日は2日前に購入した 道尾秀介著 「向日葵の咲かない夏」を読むことに決めました。
出版社や書店関係の人たちのブログを読むと、今一番の話題は、何と言っても 村上春樹氏の「1Q84」ですが、それがやゝ落ち着いてきて、最近では、若手ミステリー作家の中でも最も期待されている実力派の一人、道尾秀介氏の作品が注目されています。
私も今まで読んだことのない、初めての作家なので、ワクワクしながらページを開きました。
《ここは、夏休み直前の小学4年生の教室。 担任の岩村先生が、夏休み中の注意事項などを伝えています。そして最後にミチオ君は休んでいるS君に宿題とプリントを届けるように先生から頼まれました。
S君の家で、ミチオ君が見たものは、死んでいるS君の姿と、その庭先に咲いている向日葵の花たち~~ 急いで学校に戻り、岩村先生と再び現場に来てみるとS君の姿は、跡形もなく消えていました。 はたして自殺か他殺か…… 》
3歳の妹 ミカが、大人のような知恵を発揮したり、死んだはずのS君が一週間で、蜘蛛に生まれ変わり、ミチオ君の持つジャムの瓶に入って、行動を共にし、謎解きに協力したり~~ 結論が出そうで、2転、3転する展開に思わず引き込まれ、一気に読み終えてしまいました。
私が紹介すると、何となく面白くないですね!
作家というものは、現実にない物事でも果てしない想像力でもってウ~ンとうならせてしまう力量の持ち主で~~ 荒唐無稽なことでも、楽しんで読めれば、これほどのエンターテイメントはない訳です。
この、道尾秀介氏は、初めてでしたが、何か魅力がありましたね。ホラー系の作品もあるとのことなんで、これは読みたくないですが、選びながら、しばらく読んでいこうと思います。











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